Acculusは22日、消費電力の低さと実用的なフレームレートとを両立した、エッジAIカメラ/ボードである Mini Watt Vision を開発したと発表した。
画像センサと、AI処理チップを2種類内蔵している。また、処理結果の出力のために有線(USB)と無線(BLE)が使用でき、小型バッテリーも内蔵しているため、無線出力の場合は、本カメラ単体でワイヤレスで撮像・AI処理・結果送信の一連の動作が可能。
Mini Watt Vision の特徴
・クラウドを用いずエッジでの処理で完結し、撮影画像はその場で廃棄するため、プライバシー保護が容易
・画像AIセンサとして世界最小レベルの超低消費電力動作と、FPS(処理フレームレート)との両立
・物体検出 50mA @ 10FPS、物体検出+詳細認識 80mA @ 5FPS (ボード全体, 画像センサを含む電力)
・消費電力の低さ、および複数のスリープモードによる、長時間バッテリー動作が可能
・高温にならず安定動作
・小型であるため設置が容易
・バッテリー動作により電力線が不要のため、設置時における自由度が向上
・画像AIの従来品より安価
従来は定期的に人が目で見て確認していたものを、本カメラに置き換えることにより省人化・省力化に寄与する。また今後もIoT・センシング機器が設置される必要性が増す中で、個々のセンサの消費電力を下げることは、持続可能な社会の構築に寄与すると考えられるという。
Mini Watt Vision 専用説明ページ (デモ動画の閲覧可能)