約半数の企業が生成AIを活用するには、リスキリングが重要不可欠と認識=「Reskilling Camp」調べ=
「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルグループのパーソルイノベーションReskilling Camp Companyが展開する、リスキリング支援サービス「Reskilling Camp(リスキリング キャンプ)」は、全国の企業にお勤めの方を対象に、「リスキリング施策」に関する定点調査を四半期ごとに実施している。6回目となる今回は、業務上のAI活用とリスキリングの関係性について聴取、2日、調査結果を公開した。
所属企業において、「直近1年の間で、従業員のリスキリング施策に関する取り組みを行いましたか︖」と尋ねたところ、「実施した」との回答は、前回の43.0%に比べ3.8pt減少し、今回は39.2%となった。
企業規模別でみると、大企業では、「実施した」との回答は58.8%(前回57.3%)、中小/スタートアップ企業では、31.5%(前回33.2%)となり、リスキリング施策は、引き続き大企業が先行して取り組んでいる実態が伺える。
所属企業が取り組むリスキリング施策において、「重視されるスキルは何ですか︖」と尋ねたところ、1位は「セキュリティ」(30.4%)、2位は同率で「ITプロジェクトマネジメント」「データ活用」(30.0%)、3位は「AI活用(ChatGPT等)」(29.2%)となった。
企業規模別でみると、大企業では1位は「AI活用(ChatGPT等)」(40.8%)、2位は「ITプロジェクトマネジメント」(39.2%)、3位は「クラウド活用」(38.3%)に対し、中小/スタートアップ企業では1位は「データ活用」(26.6%)、2位は「業務プロセス設計」(25.0%)、3位「セキュリティ」(24.2%)となった。大企業では、AI活用が積極的であることが伺える。
所属企業が取り組むリスキリング施策において、成果実感について尋ねたところ、「大きな成果が実感できた」との回答は、13.2%(前回12.3%)、「成果を実感できた」との回答は、2023年5月からの調査内で過去最多の63.6%(前回59.6%)となり、リスキリング施策の成果を感じている企業は、前回調査に引き続き全体で70%以上となった。
所属企業が取り組むリスキリング施策における年間予算について尋ねたところ、1位は同率で「500万円未満」「1千万円以上~3千万円未満」(23.6%)、2位は「500万円~1千万円未満」(21.6%)となった。
生成AI(ChatGPT等)を活用するためのリスキリングの重要性について尋ねたところ、「生成AI(ChatGPT等)を活用するにはリスキリングが重要不可欠である」との回答は49.4%、「生成AI(ChatGPT等)を活用するにはリスキリングが重要不可欠ではない」との回答は、25.4%となった。約半数の企業が生成AI(ChatGPT等)を活用するには、リスキリングが重要不可欠と認識していることが伺える。
調査概要
調査手法 :インターネットリサーチ Fastask(株式会社ジャストシステム提供)でアンケート調査を実施
調査対象 :全国の企業の勤務者
調査期間 :2024年5月22日(水)~2024年5月27日(月)
対象人数 :661