ヌーラボは25日、同社が提供しているプロジェクト管理・タスク管理ツール「Backlog」が、OpenAI社が提供するOpenAI APIと連携した「AI要約」機能のβ版を改善し、コメントに対する「返信の提案」機能の追加や、「AI要約」ボタンのユーザーインターフェースの改良を実施したと発表した。
Backlogは、登録したタスクごとにタスクの内容やコメントを集約できるため、情報共有や業務引き継ぎがしやすくなることが特長。しかし、課題が複雑で完了までに要する期間が長くなるほど、コメント数が増え、そのやりとりの全体像を把握する負荷が高くなっていた。
2023年11月に公開した「AI要約」の機能では、タスクごとに記載された内容とコメントを要約することが可能。
この機能を利用するためには、各社で契約のOpenAIからAPIキーを発行し、Backlogの各スペースごとに、管理者がAPIキーを登録する必要がある。
■ 今回の機能改善のポイントについて
ユーザーインターフェースの改善
画面の右下に「AI要約」ボタンを追加した。これまでよりもスクロールする必要なく「AI 要約」ボタンをクリックできるため、これまでよりスムーズにAI要約機能を利用できる。
AI による「返信の提案」機能
要約した内容を元に AI が返信コメントを提案する機能を追加した。提案された内容をクリックすると、コメント入力欄に選択したメッセージが挿入されるため、よりスムーズに課題のやりとりを行うことができる。
詳しい利用方法や機能についての情報は、Backlogブログ「課題の「AI要約」機能をアップデート!UIの改善と返信提案機能が追加されました」を確認。
■ プロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」について
「Backlog」は、3つの強みを有するプロジェクト管理・タスク管理ツール。
1.業界・業種を問わずお使いいただける親しみやすいデザインと操作性
2.タスク管理のみならず、Wiki、Git、ガントチャートなどの豊富な機能がオールインワン
3.人数無制限のため、価格を気にせずチームメンバーを招待可能
2005年のリリース以降、多くのチームのコラボレーション促進に貢献してきた。現在、クラウド版 / オンプレミス版の2種類を提供し、世界で120万人以上のユーザーが利用している。
導入事例は「導入事例「Backlog」の記事一覧」から確認。