GDEP-S、最新LLM搭載 高性能GPUワークステーション「LLMスターターセット」販売開始

GDEPソリューションズ(GDEP-S)は30日、企業向けソリューションとして、「Llama 3」「Gemma2」等の最新の大規模言語モデル(LLM)をインストールした高性能GPU搭載ワークステーション「LLMスターターセット」の販売を開始すると発表した。

近年、企業は業務効率化や新規ビジネス開発のため、生成AIモデルの利用を進めている。
特に、機密情報や顧客データのセキュリティ確保が求められる企業では、ローカルで動作するLLM(Local Language Model)への関心が高まっている。

企業がローカルLLMを導入する際には、試験的な導入を通じて自社業務への適用可能性を検証することが一般的。

しかし、この際にはLLMやフレームワークの選定、ユーザインタフェース(UI)の実装、ハードウェアの選定及びシステム構築など多岐にわたる専門知識が必要となり、その影響で導入費用と開発期間が増大するリスクがある。

「LLMスターターセット」は、このような課題を抱える企業が、安価かつ短期間で検証環境を導入できるソリューション。このセットを用いることで、簡単に導入を開始し、その後も自社運用環境として継続利用が可能。さらに、インストール済みのLLMを効果的に利用するためのQ&Aチケットも提供し、導入後の疑問や問題を迅速に解消するサポート体制を整えている。

ターゲット
データ漏洩リスクを大幅に削減できるローカルLLMによる業務革新とビジネス開発は、以下の分野での導入が進んでいる。さらに、一般的なオフィス業務におけるローカルLLMの浸透も予測されており、これらを担当するAI開発者や企業のIT部門の方々に本製品の導入が進むと考えられる。

・医療分野
医療データは極めて重要な個人情報であり、個人差も大きいため、ローカルLLMを利用したデータ分析と医療支援システムの構築が効率と正確性を高めるとされている。
・製造業
AI導入が進んでいる分野であり、ローカルLLMは工場の故障予測や生産性向上のための製造ラインの最適化に効果的。また、導入ラインからのライブデータを用いた生産管理の効率化にも寄与する。
・法曹分野
機密情報の観点から汎用LLMの利用が適さない訴訟や係争の分野では、ローカルLLMが過去の判例や判決に基づいた資料や論点作成に有効とされている。
・教育分野
生徒の学習進捗や興味に個人差があるため、各個人の学習データを基に学習プランを提案する教育システムにはローカルLLMが有効とされている。

LLMスターター

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