SELF、生成AIの利用率を向上させる検索にも対応した機能をリリース
SELFは19日、法人向け生成AIサービス「SELFBOT」で、より生成AIの利用率を高める「AIフォーム」と「検索型UI」をリリースしたと発表した。
高精度の回答生成と使いやすさで好評の法人向け生成AIサービス「SELFBOT」。導入企業から「SELFBOTをもっと効果的に活用したい」「利用するきっかけを増やしたい」「ユーザーによって異なるニーズに対応したい」とのご希望があるという。
そこで新たに追加されたユーザーインターフェースが、サイト内のどこにでも設置可能で、起動の手間なく入力可能な「AIフォーム」と、サイト内のコンテンツを効率よく検索できる「検索型」の利用画面。
利用率を高める「AIフォーム」
・ヘッダーやコンテンツ内など、Webページ上 のあらゆる位置に入力フォームを設置可能
・別ウィンドウの起動などの手間なく利用でき、 検索感覚でのSELFBOT利用が可能
・単語のみの検索、複雑な質問文など、 あらゆる入力形式に柔軟に対応
ユーザーの目につきやすい部分に設置でき、なおかつ検索感覚で気軽に入力できることから、利用率の向上が期待できる。
利用率が向上することで、カスタマーサポートの効率化や、社内の業務改善といった課題を、より効果的に解決可能。
(顧客対応、社内利用どちらでも利用可能)
入力の多様化には独自チューニングの「ハイブリッド検索」で対応
AIフォームを採用することによって、ユーザーはより気軽にSELFBOTを利用することができる。一方で、ユーザーの入力内容は多様化することが想定される。
・話し言葉での曖昧な質問
(例:「おすすめは?」「他には?」など)
・単語のみでの検索
(例:「価格」「機能」など)
・長く複雑な文章入力
(例:「AとBの商品を両方買った場合の割引額と送料について詳しく教えて」など)
これらの多様な入力形式に対応するために、SELFBOTはRAGにおける検索手法を一新。「ベクトル検索」と「キーワード検索(全文検索)」を組み合わせた「ハイブリッド検索」を採用することによって、あらゆる入力に対して精度の高い回答を出力することが可能となった。
SELFBOTの5つのポイント
1. Webページやドキュメントの情報を即座に学習
トレーニング用のデータセット構築、シナリオ作成は不要。
既存のドキュメントファイル(Word、Excel、PDFなど)や、WebページのURLをアップロードするだけで、社内データと連携したAIチャットボットを構築。従来のチャットボットと比べ、圧倒的にスピーディな導入が可能。
2.使いやすい管理画面で手軽に維持管理
使いやすさにこだわった管理画面で、簡単に学習データの追加や編集が可能。
さらに会話ログの閲覧・分析やプロンプトのカスタマイズも可能。作成したチャットボットの管理・改善をひとつの画面から手軽に行うことができる。
3.情報漏洩対策など、セキュリティも万全
SELFBOTは、「個人情報の入力制限機能」や「対応する話題の限定機能」を備えており、セキュアにご利用いただけます。Azure OpenAI Serviceと連携しており、会話内容がAIに学習される心配もない。
4.参照リソースの表示、想定される入力文の提示など、高いユーザービリティ
回答生成と同時に参照したWebページやドキュメントへのリンクを提示。情報ソースへのアクセスや回答のファクトチェックを手軽に行うことができる。また、入力が想定されるテキストをAIが予測し提示することで、ユーザーが質問を入力する手間を省く。
5.多様な環境で利用可能
SELFBOTはMicrosoft TeamsやSlackといったビジネスツールをはじめ、様々な外部サービス、ツールと連携している。GoogleサイトやSharePointで構築した社内ポータルサイトにも搭載でき、LINE公式アカウントとも連携している。
*生成AIアバター利用時は外部ツールとの連携ができない場合がある。