東北電力、ゲットワークス、およびGXテクノロジーは24日、生成AIインフラサービスの新規事業創出に向けて業務提携した。
昨今、東北6県および新潟県においても、生成AIが急速に普及しているが、それに伴い、生成AIの開発・利用に必要なGPU*1の需要も急速に拡大している。
GPUの技術革新は著しく、生成AIのサービス開発企業や教育・研究機関においては、電力を大量に消費する高性能のGPU利活用に対するニーズが顕在化している状況にあり、そのニーズに迅速に対応するには、GPUを設置するデータセンターおよび、常に最新のGPUに適応する柔軟性と構築スピードが必要となる。そのため、従来の建屋型データセンターと比較し、設計の柔軟性が高く、短期間で構築可能なコンテナ型データセンターに注目が集まってきている。
今回の業務提携により、東北電力が有する「電気・エネルギーの知見」とゲットワークスが有する「コンテナ型データセンターの設計に係る知見、GPUクラウドサービスの開発力」、GXテクノロジーが有する「コンテナ型データセンターの運用・保守に係る技術力」などを持ち寄り、最新のGPUを搭載したコンテナ型データセンターによるクラウドサービスなどの生成AIインフラサービスの共同開発に向けた検討を行い、2024年度中のGPUクラウドサービス提供開始を目指していく。
東北電力では、今回の業務提携およびエクサウィザーズとのAIサービスの新規事業創出に向けた業務提携等を通じて、東北6県および新潟県をはじめとした国内の生成AIの利活用を促進することでDXの加速に貢献し、地域の人々が快適・安全・安心なくらしを実感できるスマート社会の実現に貢献していくとしている。