流通経済研究所は2日、主催する「リアル店舗活性化プロジェクト」の中で、ショッパーの視線を学習したAI(人工知能)の育成を研究パートナーと共同で行うと発表した。
研究パートナーである、NeUとジオクリエイツと連携し、これまでにベースモデルの開発を進めてきた。今後は、視線データと同時に収集している脳活動データを学習データとして設定し、ショッパーの購買行動における無意識的な評価についても検討できるよう、育成を進めていく。また、消費財メーカーなどに研究プロジェクトへ参加を募り、追加でショッパーの視線および脳活動の情報を取得する調査を行い、AIの活用の幅を広げていく予定だという。
本プロジェクトは、進化し続けるリテールテクノロジーを活用し、店舗内における買物客の行動を分析し、買物価値を高め、ストア・ロイヤルティを高める売場施策について研究する流通経済研究所・店頭研究開発室が企画・運営する研究プロジェクト。2018年度から、新展開としてVR(バーチャル・リアリティ)を活用した店舗施策の研究や脳血流計測による無意識の買いやすさ評価に取り組んでいる。
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