TKC、AIチャットサービス「TKC AI Assistant」の利用を開始

TKCは3日、「TKC AI Assistant」の利用を開始したと発表した。Azure OpenAI Serviceの大規模言語モデルを使用して開発したTKC独自の社内向けAIチャットサービス。

OpenAI の「ChatGPT」、マイクロソフトの「Bing Chat」、グーグルの「Bard」などと同様の生成AI。

財務会計システム「FXクラウドシリーズ」などを提供している同社では、システム開発の業務のみならず、社内事務や営業の現場などでも「TKC AI Assistant」を積極的に活用していく方針。これにより、社員の業務効率化・生産性向上を目指すという。

他社のAIチャットサービスではなく、プライベートネットワークの環境で使用する「TKC AI Assistant」を開発したのは、情報漏洩リスクを低減し、セキュアに生成AIを活用したいという理由から。なお秘密保全の観点から、社員が入力した質問やその回答のログデータを収集し、万が一、情報が漏洩したとしても、そこにどのような情報が入っているかを後から調べられるようにしている。

また、ログを収集する目的の一つには、「生成AIの有効な活用方法を抽出して、社内で共有したい」ということもある。同社では生成AIの活用法について検討するアイデアソンを定期的に開催しており、最新のAI技術によるイノベーションの実現を目指している。

「TKC AI Assistant」は、Azure OpenAI Serviceの大規模言語モデルを使用して開発したTKC独自のAIチャットサービス。入力した質問に対してAIが迅速に回答を提示することで業務効率を向上させる。プライベートネットワークの環境で使用するため、同社の社員は情報漏洩リスクを低減した形で生成AIを業務に活用することができる。

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