“AIx量子コンピュータ”搭載のクラウドプラットフォーム「MAGELLAN BLOCKS(マゼランブロックス)」を開発・提供するグルーヴノーツは13日、コンタクトセンターでの利用実績・ノウハウを活かし、コール分析や業務分析、AI予測に必要なデータ定義からAIモデル構築、予測量や勤務条件に応じたシフト作成まで、一連の業務に必要な機能をプリセットした「MAGELLAN BLOCKS コンタクトセンターソリューションセット」を新たに販売開始すると発表した。
また、7月28日には、『新型コロナがもたらしたコンタクトセンター変革のチャンス 〜最新テクノロジーを駆使したコンタクトセンター運営のあり方とは?〜』と題し、新時代における新たなコンタクトセンターシステム構築に向けて、本「コンタクトセンターソリューションセット」の概要や活用ポイント等をデモストレーションを交えて初披露するオンラインセミナーを開催する。
コンタクトセンター運営の課題の一つに、天候やカレンダー、キャンペーン等によって毎時変動する入電数を緻密に計算し、放棄呼なくサービスレベルを維持するオペレーターの配置の実施がある。
呼量予測にはAI技術の活用が高い効果をもたらすが、一般的にAIシステムを導入するには、予測に影響する要因となるデータ項目(予測因子)の検討からデータ整形・加工、AIモデル作成〜学習、精度向上のための評価・検証といった工程が必要なため、開発費用の増大や開発期間の長期化がAI活用の足かせとなっている。
また、AIによる予測結果に応じて、オペレーター個人の勤務条件・希望や、スキルレベルや人件費等の配置条件を勘案したシフトを作成するには、考慮すべき要件が多すぎて見直し・調整に膨大な時間と労力が費やされている、もしくは緻密化を断念して余剰を見込んだシフト組みになっているのが現状だという。
グルーヴノーツの「MAGELLAN BLOCKS」は、先進のテクノロジー発想と高い技術力をもとに、難しい技術を誰でもシンプルに使えることをコンセプトに開発されたSaaS型のクラウドプラットフォーム。また世界で初めて、量子アニーリングを活用して「組合せ最適化」に対応する商用サービスを実現(2019年3月時点、D-Wave調べ)。大手コンタクトセンターの運用実績では99%を超える高精度の呼量予測を実現するなど、機械学習/深層学習による正確な未来予測から、量子コンピュータによる人・モノ・作業の最適配置まで、業務課題の解決・事業計画の推進に必要なトータルソリューションとして提供している。
オンラインセミナー開催概要
開催日時:2020年7月28日(火) 16:00〜16:45
開催会場:オンライン配信(視聴方法はメールでご案内)
参加費:無料(事前登録制)