総社市スマホ市役所、生成AIを用いた対話応答型サービスを開始

岡山県総社市とBot Expressは18日、7月に開設した総社市スマホ市役所で、生成AIを用いた対話応答型サービスを開始することを発表した。

まずは、住民の関心が高いマイナンバーカードと健康保険証の一体化に関する疑問の解消に向けた「マイナンバーカードによる健康保険証利用に関する問い合わせ対応」機能を公開する。

総社市LINE公式アカウントのリッチメニュー「Q&A」から質問し、LINEのトーク画面上で回答を得ることが可能。

住民の関心が高く、役所での問い合わせも多い「マイナンバーカードと健康保険証の一体化」に関する疑問について回答する。これにより住民は、開庁時間を気にせず、24時間365日、スマホ上に開設された役所窓口で疑問を解消することが可能となる。

Bot Expressが提供する官公庁専用アプリケーション「GovTech Express」に生成AIを組み込み実装している。使用する生成AIは、OpenAIが提供するChatGPT。

今回提供する「マイナンバーカードによる健康保険証利用に関する問い合わせ対応」は、厚生労働省やデジタル庁等が公開している「よくある質問」を参考情報として生成AIに与えることで、適切に回答する仕組みを構築している。

住民公開後は、AIがどのような回答をしているのか定期的に確認を行い、高い精度で回答できるように調整をしていく。なお、住民が入力したデータは直接的には学習しないため、誤って入力された個人情報等を学習することもない。

総社市LINE公式アカウント

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