クラフター、安来市がChatGPTを活用する業務効率化ツール「Crew」の実証実験を開始

クラフターは10月31日、同社が提供する、ChatGPTをビジネスで安全に活用する業務効率化ツール 「Crew」の島根県安来市との実証実験を開始したと発表した。

安来市はChatGPTの業務活用を検討するため、10月から「Crew」を利用した実証実験を開始した。クラフターが提供している、ChatGPTをビジネス利⽤で安全に活⽤する業務効率化ツール「Crew」は、この実証実験に選定されている。

安来市では、ChatGPTを含む生成AIサービスを導入し、業務効率化の可能性を模索している。このような技術・サービスは状況に応じて活用すべきであると同時に、職員の情報セキュリティに対する理解度や活用業務への主体性が求められることも認識している。

加えて生成AIサービスを活用する際に、その特徴をしっかりと理解することが必要であり、このような考えを基に様々な生成AIサービスを評価・検証している。その中で、今回既存のサービスでは提供が限られている、組織内のドキュメントを活用した生成機能を持つ「Crew」に興味を持ち、選定されることになったという。

「Crew」は、企業・行政がChatGPTを手軽に安全に使えるサービス。

「Crew」は高度な権限管理やセンシティブな情報の検知、グループ共有、社内書類の管理等の機能が特長。

ChatGPTを始めとした生成型AIを利用する際、登録している従業員の管理や外部への情報漏洩などのセキュリティ対策に課題がある。

「Crew」においては、個人情報などのセンシティブ情報を検知して非表示にでき、登録している従業員権限の設定や、ログ監視などの機能でビジネスでもChatGPTを安全に使えるような環境を提供している。フィルタリングするNGワードを追加することにより、企業ごとに独自の秘密情報を追加できる。企業メールアドレスで簡単に登録でき、チャット画面で質問ができる。OpenAIにおいて個別に登録する必要はない。管理者が詳細な権限設定を行うことができるので、情報の制約や切り分けは容易だが、チャット内容はオープンに共有されるので、システムの知識に明るくない人でもチャットを参照できる。

また、ChatGPT単体にはない書類を元にした会話機能もある。説明書類や手順書といった社内文書をアップロードして書類から回答でき、繰り返し発生する同等作業や、異動者や採用者のオンボーディングトレーニングを代替して行うことが可能。

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