セラク、ChatGPTの企業向けサービス「Newton X」をリリース 安心・安全機能標準搭載

セラクは25日、企業向けの生成・対話型AIサービス「Newton X」の予約受付を開始した。

どのような企業でも安心安全に生成・対話型AIを本格的に利用できるように、「ChatGPT」の課題とされるセキュリティの確保やコンプライアンス遵守、誤回答(ハルシネーション)抑制の機能が標準で搭載され、さらに、プロンプト(ChatGPTに与える指示)作成の補助機能やユーザー間でのチャットの共有機能を利用できる。

■セキュリティ・コンプライアンスを確保する機能
API経由でChatGPTを利用することで、送信したデータはOpenAI社の再学習に使用されない。よって、情報漏洩の不安なく利用できる。また、入力時に個人情報(名前・住所・電話番号等)や予め設定された入力禁止ワードを自動検知することで、「知らないうちにコンプライアンス違反をしてしまう」といった不安を軽減できる。さらに、利用ログが残ることで管理者側で監査を行うことができ、コンプライアンス維持が可能。

■アカウント管理機能
Microsoftアカウント等、既に保有のアカウントでログインが可能。よって、アプリ用のアカウント発行や停止が不要の為、管理者は容易に管理する事が出来る。
加えて、多要素認証(MFA)等の社内認証ルールをそのまま適用でき、新たなセキュリティルールを検討する必要はない。

■誤回答抑制機能
独自の調整を施しており、質の高い回答を行う。それにより「出力された情報の正確性が疑わしく、出力結果が活用できない」といった悩みを解決し、業務ですぐに活用ができる。

■プロンプト(ChatGPTに与える指示)テンプレートの表示・活用機能
プロンプトの最適な記述方法を表示することで、初心者でもすぐに効果的に利用できる。

■履歴の保存、閲覧機能
ChatGPTを利用して得た知見や利用方法に関する知見を社内で有効に活用するために、利用履歴の保存と管理者による閲覧機能を実装した。管理者が優れたプロンプトを検索、整理することで、活用技術向上のための組織内へのフィートバックが可能になる。

■チャット共有機能
作成したチャットを組織内の他のユーザーに簡単に共有できる。これにより、同系統の業務を行うユーザー同士で活用方法を教え合う等、得られた知見の迅速な共有が可能となり、活用のレベルを上げることができる。

■活用コンサルティングの実施
企業の業務内でどのように生成AIが活用できるのか、活用レベルが社員毎に差異がある、そもそも導入したけど活用方法がわからない、といった課題に対し支援する。
同社には長年にわたるIT領域での経験によって培われた多種多様な人材が在籍しており、上記課題に対する支援が可能。

【予約受付】
25日から先行予約受付を開始した。無償トライアルの先行利用申し込みが可能。

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