シグナルトーク、ChatGPTが苦手な長文やファイルの処理ができるAIをリリース

シグナルトークは10日、ChatGPTのAPIを使った新サービス「WorkerAI」をリリースした。

本サービス独自の機能として、10万字以上の長文利用ができる、入力履歴を保持しないなどがあり、主にビジネスユースを想定している。また、ChatGPT有料版でしか使用できない最新のGPT-4を利用でき、DeepL翻訳との自動連携も可能。

ChatGPTでは無料で使えるGPT-3.5は約6000字、有料のGPT-4で約2万5000字が長文の限界だが、WorkerAIでは10万字以上の長文の入力ができる。長い契約書のチェックや論文の要約などに利用でき、PDF / Word / PowerPoint / txtファイルの読込みもできる。

ChatGPTは、入力された内容を学習データとしてChatGPTのサーバに保存しているが、海外のIT系セキュリティ会社によると、10万件を超えるChatGPTのアカウント情報が漏洩し、中には機密情報も含まれていたケースもあったという。本サービスでは履歴を一切保存しないため、機密情報やプライバシーの漏洩リスクを避けられる。

ChatGPTは同じ質問でも、英語の方が高い精度での返答があると言われており、その場合は手動でDeepLで英語に翻訳してから問い合わせ、英語の回答をDeepLで翻訳する必要がある。WorkerAIではこれらを自動化した。

<利用料金>
3万字の入力で、2200円(税込)。 *月額制ではなく、利用になる分だけ購入できる。

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「WorkerAI」
シグナルトーク

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