SPRITE Inc.(スプライト)は13日、”社内が変わる、コミュニケーションが変わる”が合言葉の「社内AIコンシェルジュデスクサービス」をリリースした。
従来のチャットボットでは対応が難しかった、社内からの問い合わせに対し、社内マニュアルや過去の問い合わせ情報を学習した生成AIが対話形式で問い合わせに対応。柔軟な対話や状況に応じた表現を実現することができるようになった。
社内情報の更新なども容易に再学習が可能で、使うたびごとに生成AIが自動的にその能力を向上させていく社内向けのコンシェルジュデスクサービス。
導入メリット
◆ヘルプデスク
定型的な回答やFAQの提示により、問い合わせ対応を自動化できる。ユーザーの質問から意図を読み取り、事前に用意したデータやシナリオを元に回答を提供。これにより、ヘルプデスクのスタッフが対応しなければならない問い合わせが減少し、業務効率化や現場スタッフの負担軽減に貢献する。同時に、複雑な質問への回答や大量の質問へのサービス対応が可能となる。
◆運用管理者
表記・表現ゆれに対応が可能で、大量のテキストデータを学習して文脈を理解し、自然な文章生成能力でユーザーの質問に対して適切な回答を提供できる。また、過去に学習した会話内容をベースにユーザーから寄せられた問い合わせに対して、統計的に正しいと判断した回答を選ぶ機能がある。
回答精度は運用期間が長くなるほど高くなり(情報が多ければ多いほど、精度が上がる)、属人化したナレッジを 「社内AIコンシェルジュデスクサービス」が代替していく。
◆現場のユーザー(従業員)
生成AIはリアルタイムの対話で、迅速かつ適切な回答を提供し、顧客の疑問や課題の解決に貢献し、顧客満足度向上に寄与する。特に複雑な問い合わせや柔軟な対応が必要な場面で、生成AIは高品質の対話を提供できる。
感情を読み取る能力も備え、顧客の不満や要望に適切に対応する。
「社内AIコンシェルジュデスクサービス」を生成AIを用いたサービス構築の第1弾としてリリース、今後、医療業、製造業、小売業など、様々な企業の業種に特化したサービスとしてシリーズ展開することで、企業の生産性を向上し、競争力を維持・強化することを目指すという。