RPAの導入コンサルティングやサポートを手がけるロボフィスは30日、エヌ・ティ・ティ・データと共同で、国内シェア1位のRPAツール「WinActor」を用いた「入出金業務自動化ロボット」を開発したと発表した。NTTデータ「コロナ対策応援プロジェクト」を通じ、NTTデータのWinActor特約店350社と共に、「入出金業務自動化ロボット」を無償で提供する。
再び新型コロナウイルスが猛威を振るい、今週、企業に対する「7割リモート化推進」の再要請が政府より発表された。大量のオフィスワークを抱える会計・経理・財務部門は対応に迫られており、同社にも悩みが多数寄せられているという。
ロボフィスとNTTデータは、NTTデータの3000社を超える業務自動化実績を分析し、会計・経理・財務部門からの要望が特に多い、「入出金伝票の会計ソフトへの入力操作を自動化するロボット」を開発した。この「入出金業務自動化ロボット」は、顧客が実際に現場で使うことで大きな効果を上げていたロボットのノウハウをもとに、他の顧客にも簡易に使えるように汎用化したものであり、多くの顧客の会計ソフト操作業務の自動化に利用されている。
本ロボットは、国内シェア1位のRPAツールWinActor上の自動化シナリオとして動作する。本応援企画で提供する汎用シナリオを、同じく本企画で提供するメンテナンスマニュアルを見ながら修正するだけで、顧客の自社システムにも適用可能。なお、WinActorはノンプログラミングで利用できるRPAツールだが、ロボフィスのRPAコンサルタントによる支援サービスもあるという。