ベクトルは19日、医療業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)事業をはじめ、広告・PRも含めたコミュニケーション事業もあわせて提供する、医療業界に特化した新会社を今秋設立すると発表した。
超高齢化社会を迎える日本の人口構造の変化は、医療や介護を必要とする人を確実に増大させる一方で、医療現場の人手不足や労働環境の悪化、また医療費の増大を招くなど、社会全体の大きな課題として捉えられている。その解決策として注目されているのが医療業界におけるDXであり、海外では、デジタルデータ分析を活用した病気の発病予測など、予防医療分野等でもDX が進んでいるという。また、新型コロナウイルス感染症の影響により、新しい生活様式が推進される中で、オンライン診療や服薬指導の推奨が国内でも進められるなど、医療を取り巻く環境におけるDXの動きが加速している。
今回、ヘルスケア・マーケティングを得意とするビジネスインテリジェンスと共に新会社を設立。ビジネスインテリジェンスの医療業界におけるリレーション及び知見と、ベクトルグループが持つデジタル広告及びサイネージ事業で培われたコミュニケーションテクノロジー等を組み合わせ、医療業界が抱える課題をDXで解決していくソリューションを提供。これからさらに進化するヘルステックの時代に対応できるサービスを順次開発していく予定だという。