凸版印刷と介護総合支援事業を展開するインフィックは20日、少子高齢化の進行により介護従事者が不足しているという社会課題に対して、センシングとAIを活用した介護業務支援システム「LASHIC+」(ラシクプラス)を開発、販売を開始すると発表した。
「LASHIC+」は、温度・人感等のセンシングが可能な簡易センサーと、それらの取得情報を統合解析できるAIにより、プライバシーを保護した状態で施設入居者の行動を把握することが可能。
また、取得したデータをAIが学習することで、施設入居者の普段とは異なる行動(異常行動)を検知し、介護従事者に向けてアラート発報をすることができる。これにより、個々人の入居者に合わせた必要十分なアラート発報による介護従事者の業務負荷を軽減する。
また、入居者の状態を可視化することで生活スタイルなどの中長期的な変化の可視化を実現。また本システムは、インフィックが展開する高齢者生活支援見守りプラットフォームLASHICと連携が可能。
なお、本ソリューションは提供開始に先立ち、インフィックのグループ法人であるまごころ介護サービスの介護施設「まごころの家*馬渕」に導入されている。