テクノロジーを活用した業務プロセスのデジタル化を推進するLayerXは25日、同社が提供する請求書AIクラウド「LayerX INVOICE」と、オービックビジネスコンサルタント(OBC)が提供する「勘定奉行クラウド」をはじめとした「勘定奉行シリーズ」(勘定奉行)との連携を開始すると発表した。
「LayerX INVOICE」と勘定奉行の連携により、LayerX INVOICEの利用者は手入力なく仕訳データを勘定奉行に連携することができ、請求書の受領・データ化、仕訳登録、支払といった経理業務にかかる一連のプロセスの上流から下流までをシームレスにデジタル化することが可能になる。
LayerX INVOICEは、請求書の受け取り後、AI-OCRが請求書を自動でデータ化の上、仕訳データや振込データの自動作成及び会計システム連携をシームレスに実行することで経理DXを推進するサービス。
勘定奉行は、「すべての業務とつながる・ひろがる」をコンセプトにした、会計システムのSaaSクラウドサービス。
昨今の新型コロナウイルスの感染拡大に端を発した1月の緊急事態宣言の再発出により、「テレワークによる出勤者数7割減」が求められている。こうした社会情勢を踏まえ、テレワークでの業務推進・経理DXの需要に応えるべく、今回の提携にいたったという。
今回の連携により、以下が可能になるという。
・LayerX INVOICEから手入力・変換不要で勘定奉行に取り込めるCSVのダウンロード
・勘定奉行の各種マスタデータのシームレスなLayerX INVOICEへの取り込み
勘定奉行上では、LayerX INVOICEからダウンロードされた仕訳データ(CSV)をそのままインポートすることで、自動で会計帳簿、決算書、レポートを作成することができる。また、勘定奉行で利用しているマスタデータをLayerX INVOICEでも手間なく利用できることから、新たにマスタデータを登録する必要がなく、簡単にLayerX INVOICEが導入可能であり、また運用時の利便性の向上が期待できるという。