NVIDIA、巨大なAI とハイパフォーマンス コンピューティングのワークロード向けに CPUを発表

NVIDIAは13日、最も複雑な AIとハイパフォーマンス コンピューティングのワークロードにおいて、今日の最速のサーバーの10倍のパフォーマンスを提供するArm ベースのプロセッサとなる、初のデータセンターCPU を発表した。

1万エンジニアリング人年以上の取り組みの結果、NVIDIA 「Grace」CPU は、自然言語処理、レコメンダー システム、AIスーパーコンピューティングなど、超高速のコンピューティング パフォーマンスと大容量メモリの両方を必要とする膨大なデータセットの分析を行う、世界最先端のアプリケーションのコンピューティング要件に対応するように設計された。「Grace」CPU は、エネルギー効率の高いArm CPU コアと革新的な低消費電力のメモリ サブシステムを組み合わせることで、エネルギー効率に優れた設計によって高いパフォーマンスを実現している。

スイス国立スーパーコンピューティング センター (CSCS) と米国エネルギー省のロスアラモス国立研究所は、国の科学研究活動を支援するためにGraceを搭載したスーパーコンピューターを構築する計画を最初に発表した。

本プロセッサは、米国のコンピューター プログラミングの先駆者であるグレース ホッパーにちなんで名付けられたという。

NVIDIAがGrace CPUを導入するのは、データの量とAIモデルのサイズが急激に増加しているから。今日の最大のAIモデルには数十億のパラメーターが含まれており、2 カ月半ごとに倍増している。それらをトレーニングするには、システムのボトルネックを解消するためにGPUと緊密に結合できる新しいCPUが必要だという。

NVIDIAは、Armのデータセンター アーキテクチャの優れた柔軟性を活用することにより、アクセラレーテッド コンピューティングのためにゼロから設計されたCPUであるGrace を開発した。NVIDIAは、新しいサーバークラスの CPU を導入することで、世界で最も差し迫った問題を解決するうえで必要なイノベーションを提供する鍵となるAIおよび HPC コミュニティにおけるテクノロジの多様性という目標を推進している。

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