LegalForceは28日、同社が提供するAI契約審査プラットフォーム「LegalForce」において、オプションサービスとして提供している英文契約書のレビュー機能を導入する企業が150社を突破したと発表した。英文契約書のレビュー類型については12類型を提供している。
「LegalForce」へWord、又はPDFの契約書をアップロードし、自社の立場を選択すると、立場に応じて、AIが契約書のリスクや抜け漏れを瞬時に指摘し、修正文例と解説を表示する。英文契約書における指摘は「日本語」で提示され、修正文例は「英語」及び「参考和訳」が表示される。
製造業や医薬品メーカーなど海外展開をしている顧客中心に、瞬時にレビューできること、英文での修正文例と、解説が提示されることについて評価され、また費用対効果の観点からも有用性を感じて導入されている。
英文契約書 自動レビュー対応類型一覧
●秘密保持契約書(Non-Disclosure Agreement)
●基本合意書(Letter of Intent, Memorandum of Understanding)
●業務委託契約(成果物なし)(Service Agreement)
●業務委託契約(成果物あり)(Service Agreement with Deliverable)
●コンサルティング契約(Consulting Agreement)
●取引基本契約(売買)(Master Purchase and Sale Agreement)
●売買契約(Purchase of Goods Agreement)
●販売代理店契約(販売店型)(Distributorship Agreement)
●ソフトウェアライセンス契約(Software License Agreement)
●一般条項(Boilerplate Clause)
●英文事業所賃貸借契約(Office Lease Agreement)
●英文共同研究開発契約(Joint Reserch and Development Agreement)
なお、「LegalForce」で自動レビューが可能な契約類型は45類型(英文契約書12類型)。また契約書ひな形も590類型提供しており、うち英文契約書ひな形は109類型となる。今後も対応類型の充実に努めていくという。