デジタルツインの研究開発を行うSymmetry Dimensions Inc. (米国デラウェア州・シンメトリー)は18日、GPUディープラーニング プラットフォームを提供しているAIコンピューティング カンパニーであるNVIDIA Corporation(米国カリフォルニア州)のAIスタートアップ支援プログラム「NVIDIA Inception Program」のパートナー企業に認定されたと発表した。
シンメトリーは、現実空間で起きているあらゆる事象を限りなくリアルタイムにデジタルデータにして、現実世界のデジタルの双子である「デジタルツイン」を構築する技術の開発を行っている。「デジタルツイン」は、新型コロナウイルス環境下における遠隔作業やリモートワークを実現し、強固な社会基盤を構築する技術として期待されているという。
今回の「NVIDIA Inception Program」の認定により、NVIDIAの最新GPUハードウェアの利用やNVIDIAからの技術支援等を受けることが可能となった。これらのバックアップにより、AIによる点群データの精緻化及びビジュアライズ、2D画像の超解像処理、人工衛星・ドローン・LiDARデータ解析による更新性の向上等、デジタルツイン開発のスピードアップ及び実用化を目指していくという。