不動産直販サイト「FLIE(フリエ)」を運営しているFLIEは7日、ロボットやIoTプロダクトを企画・開発するユカイ工学のコミュニケーションロボット「BOCCO emo」(ボッコ エモ)を11月からサイト上の一部掲載物件に設置し、もっと自由な新しい内見スタイルの実現に向けた共同検証を開始すると発表した。
部屋に設置された「BOCCO emo」のセンサを活用することで、まずは新たに物件ごとの「明るさ・騒音」の計測およびサイト上への表示機能を導入開始する。
新しい物件を探している方の悩みとして、内見したとしても時間帯によって変化する「明るさ」や「騒音」については判断が難しい、という声が多くある。実際にFLIEの調査によると、住宅を購入した経験のある人で照度や騒音について後悔していると答えた割合は「日当たり・照度=15.6%、近隣の騒音=13.5%」といずれも一定の割合で不満に思っていることが分かる。住宅は一生の中でも大切な買い物である考えると、無視できない数字と言えるかもしれない。
その悩みを解決する一助として「BOCCO emo」を物件内に設置することにより、短い内見時間だけでは判断ができない部屋の明るさと騒音を24時間計測し、「FLIE(フリエ)」の物件情報ページに掲示する新しい機能を導入する。
また、今後の展望としてチャットボットやオペレーターによる遠隔サポートなど、「BOCCO emo」の対話機能により無人の内見案内を実現し、客にとって“もっと自由な物件探し”を目指すという。
FLIEでは今回の共同検証による新機能導入を皮切りに、今後も「BOCCO emo」を活用した、先進的で新しい住まい探しを提供しいくとしている。