イトーキは、WHEREのIoTセンサーを活用して位置情報を取得し、ワーカーがいつ、どこで、活動しているかを見える化するシステムを本社オフィス「ITOKI TOKYO XORK」に実装するとともに、顧客に提供する新サービス「Workers Trail」(ワーカーズトレイル)として11月2日より提供を開始する。
同社では、2018年の本社オフィス「ITOKI TOKYO XORK」開設以降、ワーカー自らがアクティビティに応じて最適な時間、 場所、 相手を選択できる働き方として注目のワークスタイル戦略「ABW(アクティビティーベースドワーキング)」を導入し、社員の位置情報やオフィス利用データをもとに、 ABWの考え方に基づく10の活動に合わせた複合的な分析をおこない、“働く”の『見える化』や新しい働き方の習慣づけを行ってきた。
今回、 新たに開発したポストコロナ時代の働く環境への提案としてのデータを活用したアプリおよびツールの提供開始とあわせて、同社の本社オフィス「 ITOKI TOKYO XORK」にIoTセンサーを約400台設置し、約900名の勤務者を対象にオフィス内での行動履歴を測定。支給されているスマートフォンを持ち歩くだけでオフィス内での在席状況をリアルタイムで把握することが可能になる。ほかにもテレワーク先や外出先などから事前に座席や会議室席の予約ができる「ホテリング」の運用など、コロナ禍におけるワークスタイル環境の変化において自ら実証実験を行い、得た知見をもとに“働く”の見える化を提案していく。
「Workers Trail」(ワーカーズ トレイル)は、WHEREが提供する性能と信頼性の高いIoTセンサー「EXBeacon」と、それを活用した働き方支援アプリ「EXOffice」をベースに構成し、イトーキが提案する働き方に対する活動分析がしやすくなる機能を一部カスタマイズしたアプリケーション。誰が、どこにいるかが一目でわかるワーカーズマップや、オフィスでの在席率管理などのデータ分析機能とともに、コロナ禍でニーズが高いオフィスの座席を予約できるホテリング機能を提供する。