Braveridgeは28日、ネットワーク経由でのIoTデバイスの制御を容易にし、サービス・アプリケーション開発を圧倒的に高速化するIoTプラットフォーム「BraveGATE(ブレイブゲート)」のサービス提供を開始した。
また、BraveGATEを使ったIoTサービスの検討・開発における技術検証を行い、BraveGATEプラットフォームの強みを実感していただくための「BraveGATE体感キット」を発表した。
Braveridgeはハードウェア技術者視点で、クラウドIoTシステムを再定義した。「BraveGATE」は、ハードウェアまで含めた新しい概念のもと、LTEを利用したIoTシステム開発と導入を、劇的に簡単にするプラットフォーム。BraveGATE対応製品のLTE-BLEルーター「BraveROUTE」を使えば、LTE通信を経由して複数のBluetooth端末への中継が可能。アプリケーションから、複数の各Bluetooth端末を個別に通信・制御することができる。
従来、クラウドサービスの実現には、提供された部品とツールを組み合わせ、ニーズに応じて随時システムを構築しなければならなかった。BraveGATEを使えばそのクラウドIoTシステムの構築は一切不要で、アプリケーション開発のみに専念できる。開発者は、「BraveGATE API(REST API)」を使うだけで、簡単にIoT端末からのデータ受信や直接制御が可能。この直接制御(Downlink)が容易なことが、BraveGATEの最大の特徴。さらには各既存のプラットフォームとの結合や融合も容易だという。
Braveridgeでは、BraveGATE対応の各種標準デバイス(量産グレード)を準備しており、アプリケーションの開発だけでPoC(概念実証)への早期着手が可能。IoTシステム開発での課題であるスケジュール短縮と開発コスト削減を高いレベルで実現し、実運用への早期導入を目指したクラウドIoTプラットフォームがBraveGATEだという。