人材開発機構、分身ロボット「OriHime」活用したeラーニングMC業務の契約更新
障がい福祉サービス施設で働く支援員のためのeラーニング「サポーターズ・カレッジ(サポカレ)」を運営する人材開発機構は2日、分身ロボット「OriHime」(オリヒメ)を開発するオリィ研究所との、障がい者支援施設職員向けのeラーニング(Web講義)のMC進行役業務の契約を更新したと発表した。
これからも動画制作・配信を通して、日常的に支援する側とされる側の立場を超えたつながりを発展させていくという。
障がいや難病をもつ人が、自宅等の遠隔から分身ロボット「OriHime」を操作し、障がい者支援施設職員に向けたWeb講義の冒頭でMCを行っている。担当しているのは、「サポーターズ・カレッジ(サポカレ)」のメイン講義「15分で学ぶ!障がい者支援の基礎」シリーズで、毎週新たに配信される講義の「テーマ」「タイトル」「講師」について、ナレーションを行っている。
収録は月に1回を基本とし、およそ30分の間に3本分のナレーションを収録している。ナレーションを担当したOriHimeパイロットの人々には、「サポカレの収録はとても楽しいと、仲間と話しています。今回2回目ですが、またぜひやりたいと思います」「外出は家か病院になり、外と接する機会がないので、活動を通して、みなさまにたくさんの可能性やワクワクをお届けできたら嬉しいです!」といった感想を受け取っているという。
「サポーターズ・カレッジ(サポカレ)」は、障がい者支援施設で働く新人~施設長・経営層までのすべての職員を対象としたオンライン研修サービス(eラーニング)。毎週配信される「15分で学べる『Web講義』」と、インターネット会議システムでつながりを通じて多様な法人、施設の職員が学び合う『Liveゼミ』を中心に、障がい者支援施設における計画的な人材育成、そして全国の障がい者支援施設で働く人たちの「働きがい」×「支援力」の向上を目指すという。