防犯セキュリティ向けに映像解析サービスを提供するアジラは28日、同社が提供する行動認識AIエンジン「Asilla SDK」のアップデートを行い、MCT(複数カメラを跨いだ人物トラッキング)機能の追加と精度向上を行ったと発表した。
Asilla SDKは、行動認識AIエンジン(侵入検知・違和感検知)をパッケージ化したSDKで侵入監視、不審者行動検知など、幅広い監視業務をサポートする。
MCT(マルチカメラトラッキング)は商業施設や公共機関、街中などに設置した複数の異なるカメラ間で同一人物を追跡し、服装や髪形、昼夜間を問わずカメラ映像に映った「特徴的動作」に基き、シーンに応じて人に個体識別IDの付与をして同一性を特定する。マスクの有無や服装の変化、撮影日付など条件が変わっても同一人物の特定が可能。