ブリングアウトは12日、商談中の会話をテキスト化し、重要箇所を特定する営業DXツール「Bring Out(ブリングアウト)」を提供開始した。
近年、営業支援システム(SFA)の市場は拡大し、企業の営業部門における情報及び業務プロセスを自動化し、営業活動の情報全般をデータ化する動きが急速に拡大している。しかし、実際の営業現場でのやりとりはブラックボックスになることが多く、営業マネージャーは営業担当者に同行したり営業担当者に確認したりすることでしか把握することができなかった。
現在、米国を中心とした世界各国で、セールスイネーブルメント(SE)と呼ばれる、「テクノロジーを活用した、売れる営業の仕組化」の需要が拡大し、SEツールの市場規模は、2025年にはグローバルでは3000億円に、日本では150億円に急速に拡大すると予測されている。
同社は、2022年7月12日、営業DXを推進するセールスイネーブルメント(SE)ツール「Bring Out(ブリングアウト)」を提供開始した。
「Bring Out」は、オンライン商談・対面商談双方で、話者の分離を行い、音声認識精度99%で、商談内容を自動テキスト化する。予算や決裁タイミングなど商談中の重要箇所を特定する機能(特許出願中)により、営業マネージャーは短時間で効率的に商談のポイントを確認し、人材育成を効率化することが可能になる。
「Bring Out」はその活用を通じて教師データが蓄積するため、商談を学習することで、人間と同程度の精度での重要箇所特定を実現することが可能になる。
「Bring Out」は既に、リクルート、日本M&Aセンターなどでの導入が決定している。
同社は、「Bring Out」の提供を通じて、あらゆる業種の営業業務効率化・DXを支援し、顧客満足の向上と優秀な人材育成に貢献していくとしている。