自治医科大学発ベンチャーで、AIによる眼科画像診断支援サービスを展開するDeepEyeVisionは25日、ディップが運営する、日本初のAI・人工知能ベンチャー支援制度「AI.Accelerator」の13期生企業として採択されたと発表した。
DeepEyeVisionは、自治医科大学と共同で独自開発した画像診断AIを用いて、クラウド型眼科画像診断支援サービスを展開しており、本サービスでは、眼科診療時に撮影した眼底画像から、AIが診断候補を確率とともに提示することで、医師による診断の効率化と正確性の向上を実現している。
今回、DeepEyeVisionは、AI特化のインキュベーションプログラム「AI.Accelerator」の第13期生企業として採択されたことを契機に、同プログラムが持つAI特化メンタリングチームや、医療・福祉分野を含む企業データや営業リソースを活用し、ビジネスモデルの強化を図ることで、同社が保有する医療AI技術の社会実装を加速させるという。
「AI.Accelerator」は、日本初のAI・人工知能ベンチャー支援制度だという。採択企業・個人にはメンタリング、データ、事業資金、PR、採用支援を提供。2017年4月から7回の公募でのべ442件の応募の中から支援制度合計56社を採択した。それぞれ支援チームと共に、3カ月間のアクセラレータ・プログラムを経て、採択56社中1社がグローバルなAI企業育成投資制度である「Zeroth.ai」にも採択されたのをはじめとして、各種イベントでも入賞を果たし、80%が投資家から資金調達し事業化を推進しているという。