M Media Appsが提供する悩みや愚痴の相談サービス「きいて」は8日、ChatGPTを用いた「AIコメント」機能をリリースした。
AIの技術を活用して幅広い悩みに回答をすることで、相談者の不安やモヤモヤした気持ちを軽減するためのカウンセリングツールとして活用される。
AIコメント機能は、投稿された内容をChatGPTのAPIが読み取り、自動でコメントをつける機能。
「きいて」は毎日たくさんの悩みや愚痴が投稿されている。投稿された内容にはサービス利用者や「きいてカウンセラー」がコメントやチャットを送るのが通常の流れだが、相談に乗りたい人よりも相談したい人の方が多い現状により「投稿してもコメントがもらえないことがある」という課題があった。
AIコメント機能の導入によりほぼすべての投稿に対して自動でAIからのコメントが届くため、この課題を解決することが期待される。
より適切なコメントができるよう、ChatGPTのAIで「きいて」独自の調整がされている。AIは「心理カウンセラー」のキャラクター設定が与えられており、投稿内容に合わせて心理カウンセラーのようなコメントを返す。
もちろんAIはまだ技術的に発展途上のため精度が低い部分もあるが、人が対応しきれない範囲をAIが補うことで誰からもコメントがつかないという寂しい状況を回避し、相談者からの幅広い投稿に対応が可能となる。
「きいて」は匿名・無料で利用できる悩みや愚痴の相談サービス。2021年から開始し現在はWeb版とアプリ版を提供している。「きいて」は新しいSNSカウンセリングサービスとして運営され、誰にも言えないような悩みから些細な愚痴まで気軽に投稿できるプラットフォーム。
悩みを投稿するとそれを見た誰かが共感してくれたり、同じ悩みを抱えている人から返信が来たり、臨床心理士や公認心理師などの資格を持った「きいてカウンセラー」からコメントが届いたりする。
「きいて」サービス利用
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