オリックス・レンテック、AI・3Dプリント造形シミュレーションサイト「3D-FABs」提供開始
- 2023/5/24
- ものづくり
- 3Dプリント, AI, Webサイト, 造形シミュレーション
オリックス・レンテックは23日、業界初(同社調べ)となるAI機能を搭載した3Dプリントの造形シミュレーション「3D-FABs」を無料で提供開始した。
「3D-FABs」は、ユーザーが造形する3D CADデータをWebサイト上にアップロードし、使用する材料やプリンター、希望納期などを入力することで、さまざまなパターンで造形を繰り返しながら概算費用を確認できる。
ユーザー自身で何度でも造形条件を変更できることに加え、AIによる最適な造形のレコメンド機能や造形可否判定を通じて、3Dプリントに必要な造形パターンの発見やコストの見える化が行える。
オンラインで24時間365日、いつでもシミュレーションが可能なほか、データはアーカイブとしてサイト上に保管できるため、その後の検証作業なども効率的に進めることができる。
これまで、3Dプリントは複雑な造形が可能な一方で、適切な材料や造形姿勢、後加工など、造形条件の打ち合わせや再見積りなどに多くの時間と工数を要した。「3D-FABs」は、ユーザーの業態に沿った造形ノウハウの蓄積を支援するとともに、これまでの作業工数の削減にも寄与する。
オリックス・レンテックは、2015年に3Dプリンターのレンタル事業を開始して以来、造形受託や定額料金サービス制の導入など、当分野のサービス領域を拡大している。今後も、最新の技術を提供し、ユーザーのDX推進をサポートしていくという。