生成AI 仕事への影響66%、不安40%、使いたい54% =クロス・マーケティング 調べ=

クロス・マーケティングは8日、生成AI認知者で、フルタイムで働いているホワイトカラー層1345人に対し、利用実態や意識を確認、勤務先での生成AIの導入状況や使い方、生成AIのイメージ、仕事への影響度・不安度、利用意向などをピックアップし分析した結果を公表した。

ホワイトカラーで生成AIの認知者に、勤務先の生成AI導入状況を確認した。「会社での導入なし、個人的にも使用していない」が42%と最も多く、部署間だけの利用も含め「勤務先で導入している」は29%、「個人的にのみ使用」が28%だった。

生成AIの使い方は、「検索エンジンの代わり」「純粋な趣味や楽しみ」「文章・コード・デザインを考えてもらう」「アイデアや企画を考えるための話し相手」「要約したり可視化するため」がTOP5。ビジネスシーンで有効活用している人もいるが、お試し程度の利用者も少なくはないと見受けられる。

生成AIのイメージは、「事実と偽情報が入り混じっている」「まだ精度が低いもの」「将来は日常の一部になる」「人間の思考を補完」「省人化につながる」などが上位であるものの、これといった強いイメージはまだ持たれていない。

生成AIにより自分の仕事への影響度合いを7段階で聴取した。「やや影響がある」が31%と最も多く、「とても影響がある~やや影響がある」割合は66%だった。

将来への不安度は”不安を感じる”が40%、”不安を感じない”は30%と、不安を感じる人の方が10pt多い。

自身の仕事の中で生成AIを利用したいかを7段階で聴いたところ、”使いたい”は54%と半数を超えた。

非利用意向者(どちらともいえない~まったく使いたくない)に対し、どのようになれば生成AIを”使ってもよいと思える”かを確認した。「使い方をきちんと監視・監査できる仕組みが整ったら」「事実と偽情報を峻別できるようになったら」「データプライバシー・情報漏洩に関する規制ができたら」が22%と上位であり、生成AIを使う際の安全性の担保を望む声があがった。

■調査概要
調査手法 :インターネットリサーチ
調査地域 :全国47都道府県
調査対象 :20~69歳の男女
スクリーニング調査 フルタイム有職者
本調査 ホワイトカラー・生成AI認知者
調査期間 :2023年5月12日(金)~5月15日(月)
有効回答数:スクリーニング調査 7,532サンプル
本調査 1345サンプル

レポートのダウンロード

関連URL

クロス・マーケティング

関連記事

注目記事

  1. 2024-11-13

    手術室の主役は「人」から「AI・ロボット」へ 病院に於ける「AI・ロボット」の利用状況

    AIホスピタルは、医療分野における革新的な取り組みとして注目されている。特に「AI・ロボット」は、病…
  2. 2024-11-2

    「AI博覧会 Osaka 2025」2025年1月22日~1月23日開催

    AIポータルメディア「AIsmiley」を運営するアイスマイリーは、2025年1月22日(水)~1月…
  3. 2024-9-27

    アイスマイリー、AI検索システムカオスマップ 2024を公開

    AIポータルメディア「AIsmiley」を運営するアイスマイリーは26日、各業界のDX推進の支援の一…
  4. 2024-9-19

    小学校の授業における生成AIの活用と文科省ガイドライン

    小学校の授業における生成AIの活用は、教育の質を向上させる新たな可能性を秘めている。生成AIを活用す…
  5. 2024-9-13

    「生成AI大賞2024」エントリーの受付を開始

    Generative AI Japan(GenAI:ジェナイ〉」)は12日、日経BPが発行・運営する…

カテゴリー

最近の投稿

ページ上部へ戻る