グリッド、最新画像認識AI開発ツール「ReNomIMG version3.0」無償提供

グリッドは20日、AI開発プラットフォームReNom(リノーム)の画像認識アプリケーションとして提供している「ReNomIMG(リノームイメージ)」の最新版となる「ReNomIMG version3.0」をリリース。新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う外出自粛要請を受けて、テレワーク支援の一環として企業を対象に「ReNomIMG version3.0」を期間限定で無償提供する。

これまで「ReNom」は、2016年に深層学習用フレームワーク(コアエンジン)のリリース以来、強化学習用フレームワーク、量子コンピュータ向けフレームワークと高度化を重ねた一方、誰もが簡単に高度なAIを開発できるよう、画像認識、数値予測、及び画像/数値の前処理ツールのご提供を進めてきた。

その結果、社会インフラ業界を中心として国内外で100件を超えるAI開発プロジェクトや、大手自動車メーカーや水処理施設等へのReNomの提供を通じ、国内産業のAIの実用化に寄与してきた。

特に同社が中心的に取り組んでいる「工場・プラント」のAI実用化のためには、AI知見のみならず、現場知見の活用が不可欠。ReNomは、現場知見を持つ現場のプロフェッショナルがAI知見を獲得し、自発的にAI化のテーマを企画し、実装することが可能。ReNomを利用することで日本の製造業が伝統的に得意としてきた現場主導の改善活動をAI実用においても推進できることを目指しているという。

今回リリースした画像認識モデル開発をサポートする「ReNomIMG version3.0」は製品コンセプトである「現場主導のAI開発」をさらに加速させ、プログラミングやデータサイエンスのスキルがなくとも、直観的な操作で業務課題に適したAI開発をできるよう、より分かりやすく、より簡単に操作できるよう刷新した。

画面はAIの専門知識がなくても違和感なく使えるようにわかりやすくデザインされ、多くの要望があった専門用語の注釈を充実させた他、複数部署/複数人数による開発を進められるようモデル管理機能を拡充した。データのラベル付けから精度検証まで1つのアプリケーションでスムーズに操作でき、複数のアルゴリズムを簡単なマウス操作だけで選択、精度を比較することもできる。また、フレームワーク機能とも完全に統合させたことにより、最先端アルゴリズム実装が、今後より一層加速していく予定だという。

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