札幌市を拠点とするビッグデータ・AIコンペティション実行委員会は19日、国内外問わず優秀な研究者・技術者などを対象に、データサイエンスコンペ「BIGDATA x AI Competition」を開催すると発表した。
コンペではAIの新技術を適用し、実在するビッグデータを課題としてテーマに沿った回答提出、および、それに必要なシステムを開発する。
第1回目となるコンペのテーマは、スーパーマーケットやドラッグストア等の小売店にある陳列棚を撮影した画像から、商品画像を切り抜いた画像データセットを提供するので、これらの画像から正しい商品を類推する仕組みを構築する。アルゴリズム評価、大規模データ評価の2ステージを設け、ステージが進む度にデータ量を増やして課題を出題し、評価の精度などを元に審査する。ステージ1、2ともに優秀な人には賞金を授与するほか、最終審査で優勝した人には実システムへの実装する開発を発注するという。
コンペの参加方法は、「BIGDATA x AI Competition」公式Webサイトから、Webフォームで参加表明を行う。応募を受理次第、当事務局からデータセット(小)を支給する。それを元に課題への回答データを作成し、技術提案フォームと合わせて提出。以降、合計4回に渡ってデータセットを支給するので、課題への回答を提出し、最終審査で優秀者を選出する。