ストロボが運営する自動運転専門ニュースメディア『自動運転ラボ』は6日、日本国内における自動運転関連求人数の最新調査(2020年5月末時点)をまとめその結果を発表した。
自動運転関連求人数(主要転職6サイト)は前年同月比で増加が続いているものの、新型コロナウイルスの影響もあり、前月比では2カ月連続減となっていた。
こうした状況の中、2020年5月末時点の関連求人数は前月比3.6%増の1万8240件となり、減少がストップし数字が増加に転じました。
各転職サイトの関連求人数は、「Indeed」が前月比4.1%増の1万6331件、「doda」が同1.1%増の1092件、「リクナビNEXT」が同5.2%増の618件、「ランスタッド」が同35.4%減の91件、「マイナビ転職」が同1.5%増の66件、「エン転職」が同16.6%増の42件だった。
主要転職6サイト中5サイトで、件数が軒並み増加した結果となった。
最近新たに掲載された求人案件においては、自動運転技術そのものの開発だけではなく、車内エンターテインメントシステムやコネクテッド関連アプリの開発に携われることに触れている案件も増えてきている印象。
転職前よりも給与を増額することを保証するといった求人案件もあり、エンジニア不足の中で各社が技術者の確保に向けて採用活動に力を入れていることも感じられるという。
自動運転ラボは、業界を牽引する大手メーカーからIT・技術分野で革新の一翼を担うスタートアップまで、モビリティ業界の最前線についての情報を発信している。自動運転関連の求人調査については今後も毎月実施・公表し、最新情報の発信が企業や団体の採用活動の一助となるよう努めて行くとしている。