外観検査AI「Gemini eye」、複雑な見た目の製品の検査精度を大幅にアップ

製造業向けAIシステム開発を手掛ける、Pros Consは31日、外観検査AI「Gemini eye」の精度を大幅に向上させ、v1.1.0にバージョンアップすると発表した。8月3日から提供を開始する。

従来の画像処理技術では、木目のような自然物や繊維の柄、シボ加工などの外観検査は困難だった。これらの製品は見た目が一様ではなく、良品・不良品を区別するために非常に多くの条件設定が必要となるからだ。

Gemini eyeは、少量の良品画像を学習するだけで、検査画像それぞれのあるべき良品イメージを獲得し、不良品を判別することができる。この特性を活かし、工業製品だけではなく、自然物や繊維、食品などでも少量のデータで十分な検出精度を出せるよう研究を進めてまきたという。

一般的な教師無し学習では、自然物の外観検査を行う場合、多くの良品を不良品と判定してしまう可能性がある。学習した良品から複雑なパターンの表現が難しく、非常に低い精度になることも珍しくない。

今回のバージョンアップでは、ディープラーニングのモデル構造を最適化することで、より複雑なパターンの学習が可能になった。そのため、より人間の感覚に近い良品イメージを獲得できるようになっているという。

関連URL

MVTec異常検出データセット
Pros Cons

関連記事

注目記事

  1. 2021-6-24

    amulapo、VRやAR、AIの技術を用いた「バーチャル宇宙飛行士選抜試験」先行予約を開始

    宇宙の体験をつくる技術集団のamulapo(アミュラポ)は2020年度「いばらき宇宙ビジネス事業化実…
  2. 2021-6-22

    医療相談アプリ「LEBER」、「新型コロナワクチンの副反応」に関する機能提供を開始

    リーバーは22日、医療相談アプリ「LEBER」(リーバー)に「新型コロナワクチンの副反応」を相談する…
  3. 2021-6-21

    植物工場向けの授粉・収穫ロボットを開発するHarvestX、「HarvestX Lab」設立

    植物工場向けの授粉・収穫ロボットを開発するHarvestXは21日、アントレプレナーラボ(東京大学 …
  4. 2021-6-18

    MiR、新しい台車牽引ソリューションを発売 内部輸送の自動化を促進

    自律型モバイルロボット(AMR)で世界市場をリードするモバイル・インダストリアル・ロボット(MiR)…
  5. 2021-6-16

    WHILL、慶應義塾大学病院で自動運転モビリティサービスの実証実験エリアが2階に拡張

    WHILLは16日、慶應義塾大学病院で2020年9月から進めている外来受診の患者を目的地まで自動運転…

カテゴリー

最近の投稿

ページ上部へ戻る