ソニーネットワークコミュニケーションズは3日、機械学習を用いた予測分析ソフトウェア「Prediction One(プレディクション ワン)」のライセンス販売を開始した。
「Prediction One」は、機械学習やプログラミングなどの専門知識がなくても操作できる、シンプルで直感的なユーザーインターフェース(UI)が特長の予測分析ツール。特別なシステムを必要とせず、ノートPCのような一般的な環境で動作し、数クリックの簡単な操作で高精度な予測分析を実行できる。また、予測とともに、その根拠も合わせて提示されるため、次のアクションが取りやすいことも特長の一つだという。
本ソフトウェアは、ソニーのR&Dセンターが開発し、ソニーグループ内にて金融や情報通信サービス、製造などを手掛ける多様な事業組織で導入・活用され、機能の改良を重ねてきた。これらを経て、専門外の人でも簡単に使えるデスクトップアプリケーション型の予測分析ツールとして、ソニーネットワークコミュニケーションズが2019年6月から「Prediction One」の名称で提供している。
サービス開始に伴い、手軽に予測分析ツールを試すことができるよう幅広い業界・業種に無償で提供を行い、マーケティングや営業、人事、生産管理、顧客サポート、製品開発などさまざまな分野で活用されている。また、ユーザーのフィードバックや利用ログの分析に基づき3回のアップデートを行い、ソフトウェアの完成度を高めてきた。これらを踏まえ、このたび、UIを刷新した「Prediction One」の有料ライセンス販売を開始し、サービスの本格展開を進めていくという。