GA technologies(GAテクノロジーズ)のグループ会社である不動産取引の新しいかたちを創造するRENOSY X (リノシー クロス)は6日、不動産情報のデジタル化を推進すべく、AI-OCR による物件の販売図面の自動読み取り(OCR)ツール「ブッケンSCAN! (ブッケン スキャン )の提供を開始した。
「ブッケンSCAN!」は、AIが販売図面を自動認識し、約5秒で異なるレイアウトの図面を把握・分析・データ化することができる。自動で読み込んだ販売図面のデータを基盤システムへ反映、データ入力作業を自動化することで大幅な効率化が可能。
テクノロジーを活用した不動産情報のデジタル化を推進することで、 不動産取引に関わる関係者の業務を効率化・透明化し、さらなる業界の活性化とマーケットの拡大に貢献するという。
販売図面は、物件の概要・間取り図・地図などをまとめた資料で、不動産取引に不可欠な存在。しかし、多くの業者間では、販売図面は紙でやり取りされている。そのため、各社入手した販売図面は、自社管理システムへの登録・自社HP・集客ポータルサイトへ掲載するため、毎回手作業で情報を入力していた。実例として約1万件の掲載物件を扱う不動産仲介会社では、1日平均約200件の販売図面を約10時間かけて手入力し、データ化していた。
「ブッケンSCAN!」を導入することで販売図面読み取り時間を最大80%削減。入力作業をカットでき、大幅な時間短縮につながる。また、データにすることで、どこからでも販売図面情報へのアクセスが可能になり、正確な情報をもとにスピーディーな商談をサポート、ペーパーレス化にもつながるという。