ミラセンシズと幻冬舎ルネッサンス新社は25日、出版書籍の校正・校閲業務の支援ツールとして、AIを活用した自動文章校正・校閲ソリューション『AI editor』の導入検証を開始したと発表した。
個人出版物の制作/流通/販売を手掛ける幻冬舎ルネッサンス新社では、これまで業務の自動化や生産性向上のための取り組みに力を入れてきた。その中でも、特に負荷が大きい制作過程における編集者の校正・校閲業務に対しては、AIを用いた自動校正の導入検討が進められており、この度、『AI editor』の採択が決定した。幻冬舎ルネッサンス新社とミラセンシズはこれまでも共同で『AI editor』のテストを行ってきたが、8月中旬から本格的に業務導入に向けた検証をスタートした。
『AI editor』はAI・機械学習に精通した技術者集団のミラセンシズが提供する、最先端のAI・機械学習技術を活用した文章校正・校閲ソリューション。BERTをはじめとする最新鋭のDeep Learning技術が組み込まれた、独自開発のテキスト解析エンジンによって文章校正・校閲にかかる時間短縮を実現する。例えば、1万文字の文章に対して表記揺れの有無を約3秒で検出することが可能であり、幻冬舎ルネッサンス新社における校正・校閲業務の負荷軽減が期待されるという。