インフォディオは、データ抽出AIエンジン: AI-EXを開発 (特許出願済)。スマートOCRとの連携システム(β版)を9月16日リリースする。
AI-OCRソリューションである「スマートOCR」では定型・非定型の様々なフォーマットの帳票を汎用的にデータ化することが可能で、すでに多くの企業で利用されている。
通常AI-OCRでは抽出位置指定や抽出ルール、ルールエンジンの定義により、帳票から必要なデータを抽出する。しかし、これらの帳票定義・メンテナンス作業は多大な労力を必要とする。
開発した「AI-EX搭載スマートOCR」では、面倒な帳票定義が不要となる。
ユーザーが取り出したい項目をマウスでクリックするだけで、抽出項目の特徴量が機械学習され、学習モデルを基に自動的にデータ抽出が可能。AI-EXでは、少ない帳票枚数においても学習可能で、学習枚数が増えるに従ってデータ抽出精度が上がっていく。
フォーマットが異なる帳票である請求書、レシート、名刺、運転免許証などにおいては、AI-EX(β版) によるデータ抽出精度は76〜98% で、それぞれ抽出されたデータは確信度に応じて色分けされて表示可能。
データ化したい様々な帳票をユーザーがWEBブラウザで学習することが可能で、非定型帳票のデータ化業務が大幅に改善されると考えられるという。紙文書のデータ化が容易になりテレワーク等にも寄与するという。
9月16日にβ版をリリースして、年内に正式版をリリース予定。10月までに申し込んだユーザーは、無償にて利用可能だという。またスマートOCRクラウドトライアルでも試せる。