船井総研ロジは2日、ドライバーの安全教育を効率的かつ効果的に毎日実施することができるAI搭載型次世代ドライブレコーダー「AIロジレコーダー」の販売を開始したと発表した。
今まで、ドライブレコーダーの活用方法は限定的で主に事故証明のツールとして使用されていた。しかし、AIロジレコーダーは、AIがリアルタイムで運転動画を分析することで、ドライバー個々人の運転のクセや傾向を把握、危険シーンを自動で検出する。
検出されるのは「わき見」「車間距離不足」「一次不停止」「速度超過」「急加速」「急減速」「急ハンドル」など7つの危険シーン。検出された危険シーンは、タイムリーに確認ができ、次回の出庫時には運行管理者から指導ができる仕組みを構築する。
従来のドライブレコーダーでは限界のあったドライバーの事故削減や運転技能の向上に大きな効果を発揮する。今なら、トラック1台から、3カ月の期間で、AIロジレコーダーのトライアル実施が可能。
船井総研ロジが販売する「AIロジレコーダー」は、外向きカメラと内向きカメラを搭載しており、録画した動画を膨大な運転データと照合、AIが分析する。外向きカメラでは車両周囲の危険を、内向きカメラでは、ドライバーの目線を感知、スマホ操作によるわき見や、左右確認不足などを検知する。
今まで、これら日々の運転席での行為は、会社側が容易に把握できなかった。
しかし、AIが必要な部分のみピックアップし、映像を自動で管理者に届けてくれるので、効率的にドライバー個々人の詳細な運転傾向を把握できる。これにより、事故が起こる前の軽度な“リスク運転行為”を日々発見・指導・改善できる体制が構築できるという。