農業×AIにより高品質・高機能な農産物を一年中安定的に栽培する方法を確立し、農業支援および青果卸売業務を展開するHappy Quality(ハッピークオリティー)は20日、Sony Innovation Fund、ベンチャー投資育成研究会から資金調達を実施したと発表した。
同社は、静岡県で「農業の新しいStandardを作る」というビジョンのもと、農家の減少や高齢化により匠の農業技術が失われるといった“農業における社会課題”を、“テクノロジー”で解決するためデータドリブン農業の実践および研究開発を行っている。
現在、新規就農者が抱える課題として最も高い「所得が少ない」、「技術が未熟」という点に対して、市場流通や農学、テクノロジーといった専門知識を持つメンバーが研究開発を重ね、ビックデータやAI、光学センサ等を用いて高品質・高単価なメロンやトマトの安定生産、FC農家からの全量買取および品質保証による高単価販売を実現してきたという。
今回の資金調達によって、中部地方をはじめとした更なるFC農家の展開に向けたマーケティング強化のほか、より高品質な栽培をしていくためのAI灌水システムの高度化、そして今後の事業展開に向けた採用強化を推進していくとしている。