国際医療サービスのプラットフォームを提供するJM internationalは21日、入場者の顔と健康状態を識別するAI ゲートキーパー「TDシリーズ」を渋川医療センターおよび群馬県内の医師会のクリニックに納入したと発表した。同機は、2020年9月時点、世界では既に9万8000台以上が設置されている。
AI ゲートキーパーは、CASICが開発したAI顔認証検温システムで、建物の入り口などに設置して使用する。赤外線カメラを搭載したタブレット端末で従業員や来訪者らを認識、体温を測定。設定温度に応じて入室の可否を判別し、音声で知らせる。ニューラルネットワークの採用により、AI の認識速度の高速化を実現。独自の高速画像認識技術と測定温度誤差が±0.2℃のサーモグラフィーモジュールで体温測定とマスク着用識別をほぼ瞬時(0.3秒以内)に行う。
また、生体以外のスマホ画像等による「なりすまし」も防止する。他社製品と比較して、高速性・正確性・安定性で圧倒的に優れていることが認められ、今回の納入となったという。