
ストロボが運営する日本唯一の自動運転専門ニュースメディア『自動運転ラボ』は11日、日本国内における自動運転・MaaS関連求人案件数の最新調査(2020年9月末時点)をまとめその結果を発表した。
それによると、「自動運転」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2万1262件で、掲載数の多いIndeedにおける件数が大きく減ったことで前月比では13.1%減と今年4月以来の減少となったが、前年同月比では37.7%増と依然として高い伸びを示している。
各サイトの件数は、Indeedが前月比14.5%減の1万9318件、dodaが同4.1%増の1102件、リクナビNEXTが同1.7%増の631件、マイナビ転職が同9.8%増の78件、ランスタッドが同1.0%減の92件、エン転職が同7.8%増の41件となっている。
自動運転関連の求人案件としては、大手自動車メーカーやシステム開発企業などによる求人が引き続き目立っているほか、通信関連の企業の中には5Gが自動運転技術を支えることなどを訴求し、次世代モビリティ技術に関心がある人材を募集している企業もあった。
「MaaS」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は、前月比17.2%増の578件となり、統計を開始してから3カ月連続増を記録している。
Indeedが前月比8.7%増の312件、dodaが同19.5%増の110件、リクナビNEXTが同45.1%増の119件、マイナビ転職が同40.0%減の3件、ランスタッドが同19.2%増の31件、エン転職が同200.0%増の3件となっている。
MaaS関連の案件では、大手自動車メーカーの本体や子会社での求人案件のほか、自動車のサブスクサービスを展開する企業でMaaS事業の営業担当者を募集している案件などがある。
自動運転ラボは、業界を牽引する大手メーカーからIT・技術分野で革新の一翼を担うスタートアップまで、モビリティ業界の最前線についての情報を発信。自動運転・MaaS関連の求人案件数調査については今後も毎月実施・公表し、最新情報の発信が企業や団体の採用活動の一助となるよう努めていくとしている。