タレントアンドアセスメントは10日、現在サービス提供をしている対話型AI面接サービスSHaiNのアルバイト採用向け「SHaiNライト」において、評価AIの開発に成功したと発表した。
タレントアンドアセスメントはこれまで、「自社にはどんな資質を持った人材が必要か」という採用基準を定義し、その採用基準に合った人材を見極めるための独自開発した科学的面接手法『戦略採用メソッド』を提唱してきた。現在提供しているSHaiNは、この戦略採用メソッドによる「受検者への質問」「受検者の回答を文字起こしする」部分をAIに学習させることで誰に対しても公平かつ公正な面接ヒアリングを実施し、面接評価レポートは戦略採用メソッドを熟知した自社専門スタッフが行っている。
今回、人が行っていた評価の部分をAIに学習させることで、人とAIの評価が遜色ないレベルまで到達したことを発表した。
「SHaiNライト」はアルバイト採用向けのAI面接サービスだが、アルバイト社員の採用は店舗ごとの裁量に任せるところが多く、新卒採用や中途採用時に比べ面接スキルにばらつきが生じる。その上、選考フローや選考期間が短く店舗長の業務負担も大きいため、「人を採用したいのにできない」といった課題があったという。
加えてチェーン店やフランチャイズ店などは、アルバイト従業員による企業ブランドの毀損リスク回避や、新型コロナ感染症のリスク対策といったことを背景に、SHaiNライトへのニーズが増えている。
評価AIを「SHaiNライト」に搭載することで、面接評価レポートの納期は従来の3営業日から翌営業日に短縮でき、面接工程の期間短縮を実現。これにより、求人応募から志望動機の高い状態のままタイムリーな採用を進められるようになることが期待されるという。