ビジネスコンサルティング、システム開発などを行う電縁は15日、スマートロックソリューション大手のエナスピレーションが扱う「EPIC電子錠」との連携に向けて協業を開始し、最先端のIT技術で宿泊施設および民泊のチェックイン業務の完全非接触化を加速すると発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、宿泊業界および民泊業界は感染拡大防止策を早急に実施し、客と従業員に安全なサービスを提供することが求められている。
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会が発表した「宿泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン」では、デジタルツールを活用した「チェックイン手続き」「宿泊カードの記入」「物理鍵、カードキーの受け渡し」の非接触化を推奨している。
今回のエナスピレーション社との連携により、maneKEYで以前より実現していた「チェックイン手続き」「宿泊カードの記入」の非接触化に加えて、宿泊者が自身のスマートホンで部屋の解錠ができるようになる。物理鍵およびカードキーの受け渡しが不要になることから、宿泊者により安全な環境を提供できるという。
maneKEYはスマートロックソリューションと以前から連携可能だったが、その都度開発が必要だった。今回エナスピレーション社と連携したことで、よりスピーディに宿泊施設にソリューションの導入が可能になる。また、電縁では今後、スマートロックソリューション、サイトコントローラー(宿泊予約管理システム)、PMS(ホテル管理システム)各社との連携を拡充していく方針だという。