日本クラウディアは12日、AI機能を搭載した不正(無駄)クリック対策ツール「X-log.ai(エックスログ エーアイ)」に専門スタッフ確認付のプラン「X-log.pro(エックスログ プロ)」の提供を開始した。
Web広告では、商品やサービスを買う気がないのに、競合他社や業者が意図的に何度もクリックすることを不正(無駄)クリックという。
広告媒体の対策だけでは防ぎきれないという現状があり、Web広告を利用する人々の課題となっているという。
日本クラウディアでは、3000サイトの不正クリック対策実績のある「X-log」で蓄積したノウハウをAIに搭載し、自動的に不正の検知と対策を行う新しいX-logを開発した。
初期設定後は自動的に対策を行えるため、担当者の負担を増やすことなく利用できるという。
9月28日にリリースされた「X-log.biz」は、無料版「X-log.ai」の機能を拡充し、より多くの不正クリックを防ぐことができ、リスティング広告の効果改善を図ることができる。
今回リリースされた「X-log.pro」は、専門スタッフが目視で確認をすることで、そのサイトの独自の不正を発見し対策ができるもの。
「X-log.biz」で基本的な不正は対策ができるが、提供しているサービスによって特殊なアクセスもある為、目視の確認を行うとでより高度な不正クリックを対策することができるようになる。
Web広告の不正クリックを対策することで、削減分を本来のターゲットへ広告配信を行うことができるため広告効果の改善につながる。
また、広告効果を確認する際に、広告の内容で効果が低かったのか不正が多く効果が低かったのかを判断することができるため、改善判断に役立つという。
広告運用効率を上げるために、安心して運用できる環境を整えることは、広告内容を改善する前に必要な作業という。