顔認証等生体認証による入退室管理、監視カメラシステムによるソリューションを提供するセキュアは29日、同社が2020年9月から提供開始した、AI顔認証、体温測定、出退勤打刻等をクラウドで一元管理ができる「SECURE AI Office Base(セキュアエーアイオフィスベース)」に、新型コロナウイルス感染症対策ソリューションとして、オフィス内における濃厚接触者追跡機能を搭載したと発表した。
2002年に設立されたセキュアは、入退室管理システムのデバイス販売台数2万台以上、導入サイト数5000サイト以上にわたるセキュリティソリューションを提供した実績を元に、管理側、働く側、双方にとって、最適化された新しいワークプレイスの実現を目指し「SECURE AI Office Base」を開発、2020年9月28日から提供を開始した。
今回、本システムに、新型コロナウイルス感染症対策ソリューションとして、オフィス内における濃厚接触者追跡機能を搭載した。
職場クラスターの発生を防ぐためにも、感染者と接触した可能性のある従業員を特定する必要があるが、従業員の動きを過去に遡って調べるのは容易ではなく、社内での行動、出退勤時刻、同じ空間にいた時間の長さなど、濃厚接触者となる従業員を特定する必要がる。
そこで、SECURE AI Office Base では「接触者追跡機能」を追加した。感染者と15分以上接触のあった従業員を簡単にリストアップすることが可能だという。
即座に、感染者や濃厚接触者との接触があった従業員を自宅待機とすることで、職場クラスター発生の可能性を抑えることができるという。