
AI論文解説メディア「AI-SCHOLAR(エーアイスカラー) 」を運営するwevnalは2日、最新のAIニュースやAIサービスにワンポイント解説を添えて、そのニュースの技術的価値を分かりやすく紹介する新サービス「AI-TIMELY(エーアイタイムリー)」をリリースしたと発表した。
機械学習・深層学習の世界は、日進月歩。今日も世界のどこかで、新しい論文やニュースが生まれている。しかし、それに伴い、AI(人工知能)業界のキャッチアップには、多大な労力が必要となった。
特にビジネスサイドの人々にとっては、日々更新される膨大な情報の中から価値あるニュースを選別し、その背景に存在する技術的価値を適切に理解することや、似たようなリリースも多くあるなかで、何が価値としてこのAI情報がリリースされたのかを理解するのは、容易ではない。
また一方で、リリースを出す広報としても、機械学習や深層学習をはじめとする学術的な内容の発表は、単位や言葉の表現をひとつ誤るだけで大きく意味が変わり、場合によっては炎上につながってしまう非常にデリケートなもの。
実際、学術的なルールに則らないプレスリリースを出した企業が炎上し、謝罪する展開になった例もあるという。
テクノロジーと社会が今後より密接に絡み合っていくなかで、価値ある技術的情報が適切な形で世に放たれ、数多くの人に対して適切な理解をしてもらうことは重要。
そこで、国内有数のAI論文解説メディア「AI-SCHOLAR」が、そのAIニュースは本当に価値のあるもなのか、また適切な表現が用いられているかどうかを審査し、そしてそこにある技術的価値をワンポイント解説として付け加えた形で分かりやすく紹介することでキャッチアップの質向上を目指して、「AI-TIMELY」をリリースしたという。