ザ・ハーモニー、資金調達して認知症コミュニケーションロボットの開発販売

ザ・ハーモニーは8日、ドーガン・ベータ、リバネスキャピタル、海野 慧 氏(CarpeDiem:代表取締役)、他複数名の個人投資家を引受先とした第三者割当増資により、シードラウンドにて総額6300万円の資金調達を実施したと発表した。

今回の調達により、ザ・ハーモニーは「認知症に困らない社会」の実現に向けて、事業成長を加速させるという。なお、同社はこれまでの第三者割当増資で3795万円の資金調達を実施しており、この度の調達により累計の第三者割当増資額は1億95万円になる。

ザ・ハーモニーは「介護にかかわる全ての人をハッピーに」をミッションに掲げ、2012年から認知症介護施設の運営展開をおこなってきた。日本は世界に先駆けて超少子高齢社会をむかえ、国のデータでは2025年には認知症高齢者は730万人を超え、介護職員は37.7万人が不足すると予測されている。また、同社の代表である高橋氏自身が介護士として現場の慢性的な人手不足を目の当たりにした経験をもとに、この課題をテクノロジーで解決するために2019年から認知症コミュニケーションロボットの開発をおこなってきた。

今回調達した資金は、認知症コミュニケーションロボットの製品化に向けて2021年4月のβ版のリリース、エンジニアと経営陣の採用強化に活用していくという。

認知症コミュニケーションロボットとは、独自開発の認知症対話エンジンを搭載した、AIを活用したぬいぐるみ型のコミュニケーションロボット。認知症の高齢者が楽しんで、認知症悪化防止につながる会話ができ、介護施設・医療機関・自宅で認知症高齢者の介護をおこなう介護者の負担を軽減することを目指としている。

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