AI特許類似文献評価システム『AI Samurai』に新機能『日米中横断調査』が追加

大阪大学と北陸先端科学技術大学院大学による発明創出AI企業、AI Samurai(エーアイサムライは15日、新機能『日米中横断調査』をリリースした。

『日米中横断調査』機能では、出願する発明内容(本願)を入力するだけで、日本・アメリカ・中国の3カ国での審査シミュレーションが数分で完了する。従来の調査に比べて、時間を大幅に削減できることが期待されている。審査シミュレーションの結果(文献の一覧、クレームチャート)は全てCSV形式で出力が可能。また、クレームチャートや文献の一覧から特許公報の詳細(明細書、図面など)を閲覧することも可能。

開発コンセプトは、スムーズな特許化・権利化には拒絶のシミュレーションが必要なのではないか?という考えに基づいているという。

特許を出願すると、審査は特許庁で行われる。特許に値する発明であると認められれば、特許として登録されますが、認められない場合は出願人に拒絶理由通知書が届く。このような場合、出願人や弁理士・調査員は、審査官が拒絶判断に対し、その根拠となる文献(拒絶理由通知書に記載される先行技術に関する引用文献。引例、引用例)を審査のシミュレーションによってピックアップし、事前に反論を用意しておきたいと考るという。

これは発明を構成する構成要件それぞれに、手順が必要であり、構成要件ごとの審査シミュレーションと引例に対する進歩性の反論準備を十分に行うことがスムーズな権利化を可能にするカギとなるから。日米中横断調査を活用することで、数分で日本・アメリカ・中国の3カ国でのシミュレーションができるので、出願までの時間を短縮したり、コストをかけずに反論を用意することもでき、より多くのアイディアを特許化・権利化できることができるという。

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